C山行 北穂高岳(▲3106m)〜奥穂高岳(▲3190m)

日時・ランク・天候
 20年 8月6日(水)〜8月9日(土)  C-C-7   晴れ   4名
コースタイム
8月6日(水)   上高地12:30・・・13:14明神13:20・・・14:05徳沢14:15・・・15:10横尾
8月7日(木)   横尾山荘6:16・・・7:20本谷橋7:30・・・9:07涸沢分岐9:30・・・11:20南稜テラス11:35・・・13:40北穂高岳・・・13:47北穂山荘
8月8日(金)   北穂山荘5:50・・・7:30最低コル7:40・・・8:55涸沢岳9:00・・・9:14白出コル9:40・・・10:40奥穂高岳10:55・・・11:37白出コル12:10・・・13:15ザイテン取付13:20・・・14:30涸沢ヒュッテ
8月9日(土)   涸沢ヒュッテ6:10・・・7:15屏風ノコル7:20・・・7:40賽ノ展望台7:50・・・8:10屏風ノコル8:20・・・9:45中畠新道分岐9:50・・・10:45新村橋10:45・・・10:55徳沢11:07・・・11:40明神11:45・・・12:30上高地
報告事項
1.北穂高南稜、奥穂高で落石が多発していた。
2.パノラマコース、屏風ノコルまで雪渓等のため登山道の整備・補修がなされ
 ていた。ただロープが緩く振られる心配があった。
山行記
 今回のコースは上高地を出発、横尾・涸沢を経て、北穂高岳と奥穂高岳に登り、再び涸沢から上高地に戻ってくるものである。

8月6日 横尾山荘伯。

8月7日 早朝涸沢向け出発。涸沢カール入口に到着。ここから見上げる穂高の山々は素晴しい。北穂、涸沢槍、涸沢岳、奥穂、前穂、北尾根が扇状に広がる。朝日に光る山肌、谷間の雪渓、ハイ松、ナナカマドの緑と涸沢小屋の赤の配色が美しい。涸沢キャンプ場を過ぎると急な登りにさしかかる。ガレた道の向こうには夏草が茂る。お花畑だったところだ。最後のクサリ場を過ぎると視界が広がる。来た道を見下ろすと涸沢ヒュッテ、涸沢小屋、テント群がちょうどスリ鉢の底の豆の様だ。松涛岩のコルをすぎると北穂高岳山頂はすぐそこだ。山頂はモヤが流れ「槍」の穂先が見え隠れする。

8月8日 晴、気温10℃、昨日はモヤッていた槍ヶ岳がくっきり見える。5:50難所通過時の注意を受け涸沢岳に向う。切立った崖、岩の道は上へ下へ続き難渋する。雲1つない空の下、稜線の右には槍ヶ岳、南岳、左には涸沢カールが広がる。涸沢岳を経て、穂高山荘に到着。奥穂高岳へのピストン準備中、突然「ラーッ」大声を聞く。声の方を見上げると直径1mはあろうか大岩が埃の中を落下していった。幸い人にも小屋にも疲害はなかったが、改めて怖いと思った。10:40奥穂高山頂に着く。頂上からの視界は雄大だ。ジャンダルムの異様な姿は次への興味を湧き起こさせる。(涸沢ヒュッテ泊)

8月9日 上高地への下山はパノラマコースをとる。入口に「経験者以外は立入り禁止」旨の看板がある。所々に雪が残る道をロープにつかまり進む。道々眼前に広がる穂高・涸沢の全景はパノラマの名に相応しい。12:30全員無事に上高地に帰着。

全行程にわたり晴天にめぐまれ、穂高の素晴らしさを再認識した山行だった。
涸沢カールの全貌 涸沢岳への従走路  遠くに槍ケ岳 無事に下山 ニコニコ!




北アルプスの岩場に咲く花


チシマキキョウ  上ミヤマリンドウ下タカネヤハズハハコ   トウヤクリンドウ